Emily in Parisとあの頃の私

Neflixの新しいシリーズ、Emily in Parisを退屈しのぎに観てみたら、
これが思いのほか面白くて、週末2日で全話を観終わりました。
エミリー役のリリー・コリンズがキュートでファッションを見ているだけでも楽しいし、他の俳優さんたちも皆素敵。
意地悪な上司シルヴイ役のPhilippine Leroy-Beaulieuはエミリーとは対照的に、セクシーで大人の女性をコミカルに演じていて、大人の女としては大いに応援しました。もっと意地悪でもいいよって(笑)

おおすじは、アメリカ人の若いエミリーが、フランス語を勉強する間もなく、仕事で突然パリに派遣され、アメリカとフランスの仕事の仕方や習慣の違いにとまどいながら、そして素敵な男性たちに出会いながら、明るく生きていく、ポジティブ思考満載のラブコメディ。
仕事がデジタル・マーケティングというのも、このドラマの面白いところです。
Instagramのフォロワーが増えていくあたりも、ドラマなのに妙にリアリティーがあるし、インフルエンサーの描き方も面白い。

30年前に、日本のOLを辞めて、スペイン語もままならない状態でバルセロナに来た頃の自分を強烈に思い出しました。

カタルーニャ人って、フランス人ほどではないにしても、割と個人主義というか、他の地域のスペイン人のように、アミーゴ、アミーゴではないのです。
仲良くなるまでは、ちょっと冷たい感じね。なので疎外感とか寂しい気持ちも味わった。

シャワーが壊れた時は、湯沸かし器の部品の品切れで水シャワーで1ケ月過ごしたり、クリスマスイブの前日にいきなり停電になったり(前の賃貸人が電気代を滞納していた)、建物全件の水道代が私の口座から引き落とされたり、とにかく日本ではあり得ない、目をむくようなハプニングの連続。
その度に強くなっていったんだろうなあ。英語とスペイン語を混ぜて必死で戦ったもの。

幸いにも最初の職場は、スペイン人仲間も優しくて気持ちよく働けたけど、2つ目の職場でかなりいじめられちゃった。
セクシーではないけどシルヴイみたいに頭は切れるが冷たい上司。
ああ、でもあの時は私も若かったんだわ。スキルも足りなかった。
今ならスペイン語もメンタリティーも少しは向上したから、少々のいじめは笑ってかわせる自信はある。それどころか、彼女と友達にだってなれるかもしれない。
凹んで鬱になって、そのおかげで始めた気功が私のライフワークになってからは、ますます凹まない女になったから、結果的には良かったのだけど。

私のラブコメディは、とーさんで(多分)完結したけれど、エミリーはこれからどうなるんだろう。
次のシーズンが楽しみです。