栗を剥きながら月に吠える夜

お月さんに本当にウサギがいた頃、一番好きな季節行事はお月見でした。
アパートの屋上で、ゴザの上にちゃぶ台置いて、お隣のよしあきちゃんと食べた甘いきな粉のお団子の味は、今でもソウルフードです。

バルセロナに住むようになって、諸聖人の日の前夜、10月31日に祝うカスタニャーダが一番好きな季節行事となりました。
他国ではかぼちゃのお化けのハロウィンらしいけど、スペインでハロウィンと言われると、なんかこう、むずがゆい感覚が走るくらい似合わない気がします。
バルセロナのあるカタルーニャ州では、焼き栗、焼きイモ、パナィエッツ(アーモンドの焼き菓子)を食べるだけの素朴な晩餐で、お化けの出番はありませんし。

その土地の神様(自然)の贈り物である秋のビタミンを美味しくいただいて、来る冬に備える、ロジックの塊みたいなこの行事は、旬のものを食べることに全力を尽くす私にとって、有難くもあり嬉しい行事でもあるのです。
そして今年は、満月の夜。

栗をフライパンで焼く時に、ちょっと方法を変えてみたら、剥きやすいコツをつかんだので来年用にメモします。

1.栗の丸みのある方の真ん中に、縦に切り込みを入れる。

2.切り込みを入れた方を下にしてフライパンに並べる。

3.蓋をして弱火で約30分、少し焦げ目がつくぐらいまで焼く。

4.栗を1個ずつひっくり返して、平らな裏側がぱりぱりするまで焼く。

5.火を止めたらフライパンから出さないで、少し冷めたら剥き始める。
(フライパンから出してしまうと、裏側が冷めて再び渋皮が栗に ひっついてしまうから)


色々な方法があるけれど、今年はこれで栗を難なく100%剥くことが出来ました。

毎年、2家族分の皮を剥いた焼き栗を、さあどうぞと持ってきてくれた今は亡きお義母さん。
栗を剥きながら、大変だっただろうなあと思い出しながら、私もだんだんお義母さんみたいになってきたなと笑ってしまう。

メインは、アーモンドの焼き菓子Panallets。
数年前から糖分を控えるようになって、お砂糖は黒砂糖を使って、レシピの半分以下の量に抑えて作ります。それでも十分甘い。
ナッツ類大好き、甘党家族なので、これだけ作っても一晩で終わり。

ザクロやカキも添えてね。

カスタニャーダが終わったら、いよいよ秋本番!
私は秋の山を歩きたいのに、コロナで週末はお家ですって。
週末はバルセロナ市から出られなくなりました。
お散歩は出来るから、明日はグエル公園でも歩いてみようか。

♪今夜は月に向かって吠えたい気分です。
名曲「Hijo de la luna(月の息子)」をスペインのメタルグループ、STRAVAGANZZAで♪