ピレネー・ガヴァルニー滝の気

11月、いつもなら毎週末、山を歩いているこの季節、今年はコロナ規制で思うように山に行けません。
週末はバルセロナ市外に出ることが禁止されているのですから丘以外は完全にアウト。
新ブログ「バルセロナのお月さんいくつ」の中のカテゴリー「山歩き」の記事が一向に書けないのでがっかりです。

ああでも、夏の思い出があるじゃないかと思い直しました。

8月中旬、このままでは何もしないまま今年の夏が終わってしまう焦燥感にかられ、急遽フランスピレネー山歩きを決めたのでした。
滞在先は、これが3度目のピレネーど真ん中にある温泉のある町Cauterets(コトレ)。

1日目の霧にけむるLa Fruitière歩きは、前ブログに投稿済みなので、

La Fruitière

2日目のガヴァルニー圏谷の話を振り返ってみます。

ガヴァルニー圏谷も今回で3度目。
標高差700m、往復25kmほどの、私には丁度良い山歩きです。

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この半円形の岸壁を、10万年という想像を絶する月日をかけて氷河が山を削って作りだす過程で、恐ろしいほどのエネルギーを貯め込んだのでしょう。
「ガヴァルニーの滝」(ヨーロッパ最大の落差413m)に近づくほどに体感する気のパワーが半端ないのです。

滝が落ちる岸壁の下にたどり着くまでが急勾配になるため、ここまで登ってくる人はかなり少なくなります。
今回は滝の右側に回り込んでみましたら、さらに人がいなくてこちらのほうが良いことを発見。
手のひらだけじゃなく、身体にグワーンと打ち付ける感じの気。
森の木々との静かな一体感も好きだけど、岸壁から轟轟と落ちる水柱から溢れる
エネルギーに包まれると、小さい、小さい、私なんかちっぽけな石ころと同じって思えます。
満点の星に包まれた時に感じた、「宇宙の中の小さな私」と同じ。
悩みや心配事も石ころよりも小さくなって、物凄く気持ちが楽になるのです。

これからも何度も足を運ぶことになりそうなガヴァルニー。また来るね。